プログラム名称 大学公開実習 D
目 的


大学公開実習について

 公開臨海臨湖実習は国立大学法人臨海臨湖実験所長会議に属する,主に理学系の実験所やセンターが,全国の大学生・大学院生を対象に開講する実習です.これらの実験所やセンターでは,それぞれの大学に属する学生を対象に臨海実習・臨湖実習を行っていますが,その内容は所属する教官の専門領域によって,進化学,生態学,系統分類学,発生学,生理学,生化学,細胞学,分子生物学ときわめて多様です.また,日本の海は国土が南北に長いことからも,珊瑚礁の広がる亜熱帯から巨大なケルプ(コンブ類)の群落が海岸を埋め尽くす北の海まで,きわめて豊かな生物多様性を持っており,それぞれの実験所,センター周辺で観察できる生物も大きく異なります.そこで,各大学で実施している臨海臨湖実習を,あるいはそれらをさらに発展させた高度な実習を全国の大学生・大学院生に公開しよう,というシステムが全国公開臨海臨湖実習です.

期日 2017年3月10日(金)〜16日(木) 
対象 学部1〜3年生
募集人員 12名
概 要  (1) 白亜紀の地層の観察・化石採集
 (2) 古第三紀の地層の観察・化石採集
 (3) 微化石の処理法・観察法の修得
 (4) 現生の干潟生物や堆積物の観察
 (5) 実習船によるミナミバンドウイルカの生態観察
プログラム
 3月10日(金)
  18:00 合津マリンステーションに集合
  19:00 夕食
  20:00 ガイダンス

 3月11日(土)
  午前:化石についての講義
  午後:微化石の拾い出し・電子顕微鏡による微化石の観察
  夜:実習内容の整理

 3月12日(日)
  午前:千巌山での地層観察・化石採集
  午後:龍ヶ岳で地層の観察・化石採集
  夜:地層観察のまとめ,採集した化石の同定

 3月13日(月)
  午前:白亜紀の壁の観察,採石場跡地での化石採集(御所浦島)
  午後:御所浦での地層・化石の観察
  夜:野帳の整理

 3月14日(火)
  午前:御所浦白亜紀資料館の見学
  午後:化石広場で化石採集,ミナミバンドウイルカの生態観察
  夜:レポート作成

 3月15日(水)
  午前:天草ジオパーク巡り
  午後:永浦干潟で現生生物の観察.堆積物の観察
  夜  :ウミホタルの観察,懇親会

 3月16日(木)
   9:00 掃除・片付け
  11:00 解散
経費  7,000円程度(食費・施設利用料・雑費を含む)
資料 実施要項(pdf) ポスター(pdf)
全国臨海・臨湖実験所
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